新型コロナウイルスのすさまじいスピードでの拡散が世界中をふるえあがらせています。世界の株式市場で株価が続落し、実体経済への大きなダメージが現在進行形で語られています。同時に、日本の保健行政の対応の拙さが日を追うごとに露呈していきます。「日本の大学の頂点」といわれる東大出身者を始め、「優秀な」人たちが集まっているはずの国の中枢機関に、いったいどんな弱点があるのでしょう。

 私が推察するに、この人たちは、他人と異なることや誰も知らないことに何度も出会いその都度自分の力で切り抜けてきた、、、というような経験が乏しいのでしょう。10才頃から「有名中学」「名門大学」をめざして、過去問を解ける力をとびきり鍛えてきた人たち。一度知ったことには驚異的な能力を見せてくれます。「東大王」などのTV番組を見るたび感嘆するばかりです。ただ、「未知の脅威に挑む」という課題には向いていないのかもしれません。

 他方で、今まさに、社会的使命感とチャレンジ精神を抱いて、新型ウイルスの簡易検査キットや治療薬の開発に全身全霊で挑んでいる人たちが世界中にたくさんいるはずです。エコル・ア・パンセの子どもたちも将来そういうマインドセットを持った人になってほしい、と深刻なニュースを見ながら、教室の子どもたちの未来を思い日々関わる責任を痛感する今このときです。