耳タコですが、平成の終わりに
エコル・ア・パンセにとって別れと出会いの季節である怒涛の学年度替りを経て、気づけば平成もあと1週間となりました。当教室に通う新一年生らは、学校給食が始まったばかりで自分の生活リズムをつかみ切れていないようすですし、このパソコンで「令和」は一発漢字変換できない状態ですが、来週には令和として国内の社会活動が進んでいくのだと思うと感慨深いものがあります。
それでなくても時代の変革期で、次の改元がありそうな30年後、いやずっと手前の10年後でさえ世の中がどうなっているか確信を持って語れる人はいないと思います。先月、エコル・ア・パンセは創立5周年を無事迎えることができましたが、この先5年も経てば、創立当時には想定もしていなかった教室のあり方になっているのだろうと想像します。
全然変わらなかった、というよりむしろ後退したと思えるのは、男女平等参画についての過去ブログにも書いたように、女性活躍の実態です。統一地方選が終わったばかりですが、ここ愛知県の市町村では未だに女性首長が誕生したことがなく、国でも歴代の内閣総理大臣や最高裁判所長官は男性ばかり、というこの国の変わらない風景が見えます。6年前、そういう風景への公憤もあって開設を決意した、働く女性目線に立つことを社是とする弊社です。今日では、女医さん始め各界で奮闘なさっている会員のお母様方をサポートすべく日々余念がありませんが、残念ながら「平成」の今はまだその使命を十全に果たせていると胸を張ることはできません。「令和」には、女性の潜在力がもっともっと活かされた世の中の、その黒子役としてたゆまぬ歩みを続けていこうと再決意し、弊社初の大型連休をも迎えようとしています。