昭和女子たちが逝ってしまった

 たいへん久々のブログとなってしまいました。夏休み中の酷暑も繁忙も、もはや言い訳になりませんね。。。 

 9月の連休中に飛び込んできた女優樹木希林さんご逝去のニュース。ほぼひと月前に亡くなられたさくらももこさんとともに、昭和生まれ育ち女子の私には「淋しい」「悲しい」では言い表せない衝撃で、胸にぽっかりと穴を開けられた気持ちです。おそらくこの先、何ものによっても埋められそうにない大きな穴が。単なる感傷ではなく、時代の先導役を失って彷徨うことへの恐れなのでしょうか。

  彼女たちの存在は、常日頃意識するものではなかったけれど、時代の変転に翻弄されつつ足掻き続ける私たちに向かって、折に触れ「いいんだよ、それで」と肯定してくれているような、そんな安心感を与えてくれていました。さくらさんとはほぼ同世代で、ちびまる子ちゃんに出てくるの流行りものはすべて同じでした。「ノストラダムスの大予言」「ヒデキ」「リンダ」「つちのこ」。。。何かで気が滅入ると、さくらさんの漫画やエッセイを手に取り童心に還り心の垢を擦り落して、再び日々の生きる闘いに戻って行けました。樹木希林さんと郷ひろみさんの「林檎殺人事件」の意表をついたデュエットとフニフニフニフニという今で言う「脱力系」「へたうま」な歌詞とメロディーは、どちらかいうと真面目で融通の利かなかった自分には画期的な永遠の名作と言えるものでした。また、同級生に樹木さんと似た雰囲気の女の子がいて、仲間内で秘かに彼女のことを「樹木さん」と呼んでいた思い出も、樹木希林さんに親近感を抱きつづけたエピソードとして忘れられません。


 昭和女子の魂を表現し導いてくれていた二人の巨匠がこの世界から消えてしまったという冷厳な事実を、私はいつか克服できるのでしょうか。もう誰も逝かないで!遠くなりつつある昭和の女子には当分魂の試練が続きます。

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ありがとう、Hくん!