好奇心・向上心・行動力

勉強好きが多い当教室の中でも、際立った態度で日々の学習に臨む生徒がいます。どのような成長過程があったのかは、ここでは割愛しますが、乾いた大地が水を吸い込むように、まず好奇心が自分の向かうべき対象を見つけ、それをもっと知りたい、もっとできるようになりたい、と願う向上心を原動力とし、飽くことのない粘り強い行動力として長時間集中できる学習態度となっています。今日は彼にとって、大切な入学試験本番です。自分の力を出し切って悔いを残さず帰ってきてくれると信じています。
 
 少子化が進む中で教育についてさまざまな言説が流布し、いったい何が我が子の人生をより良くしてやれる選択となるのか大変悩ましい状況があり、親としてできる限り何でもやってあげずにはいられない心境に駆り立てられますね。時と場合によっては矛盾した言動となり、子とのあつれきさえ生じかねません。ですが、実はとてもシンプルで、子ども自身が好奇心を湧かせ、向上心を高め、行動力を発揮し夢を育てていく様子を、大人たちは辛抱強く見守り応援する、そういう姿勢をブレずに維持することに尽きるのではないでしょうか。どの子も自らの意思で行動する段階に至れば、大きな実を実らせるのは間違いないです。子どもの可能性って、本当にすごいから。

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