目指すはその道のプロ

 今朝、出勤時に社用車のタイヤ1本がパンクしていました。えぇ?!一瞬頭が白くなりかけましたが、幸い差し迫った用件もなく、まずは落ち着こうと自分に言い聞かせます。そして、長年信頼して車両管理をお任せしている会社の社長さんに、電話で最善の対処法をお尋ねすることができました。そのアドバイスに従い、自動車保険会社のロードサービスや、タイヤ会社の修理を速やかに受けることができ、本日のエコル・ア・パンセ学童送迎業務に事なきを得ました。ロードサービスの方も、タイヤ修理の方も、その道のプロフェッショナルとして、テキパキと必要最小限の時間で対処してくださいました。地獄で仏に逢ったような心境だと言っても決して大袈裟ではなかったです。

 いつ、なんどき、どんなことが起こるかわからないのが人間社会ですが(動植物だってそうかもしれませんが)、直後に動転はしてもそのダメージを最小にとどめるべく、日頃から最悪の状況を想定して可能な準備をしておかなくては、と痛感しました。そして、困った時に頼るそれぞれの分野のプロフェッショナルと平常時から繋がっておく、これが最良の危機管理だと思わずにはいられません。『さぁ困った、急いでネットで検索!』 では、得られる情報が逆に多過ぎて頭がパニックになりそうです。判断能力のある時にこそ、備えておけば憂いなし、ですね。
 現代では、スマホの不具合など情報機器のトラブルが、車両トラブルと並んで大きな厄介ごとですね。今の私には幸い、パソコン・スマホで困ったときに泣きつく相手がいてくれます。迷惑千万この上ないでしょうが、彼女のおかげで、普段安心して情報機器を用いて業務に打ち込むことができます。他にも、ちょっと体調の悪い時、気軽に相談できる医療者の存在もとても大きいです。
 敬愛なるその道のプロフェッショナルたち。いみじくも、昨夜北京五輪ノルディック複合団体で、見事銅メダルを獲得したチームの渡部善斗選手が、「今日のMVPはワックスマン(レース時の雪質に適合したスキーワックスを選択組み合わせて、ワックス掛けをするスタッフのこと)です!」と話していましたが、ワックスマンさんたちも、脚光を浴びる選手たちの陰で、見えない重要な仕事をしてくれる正にその道のプロなんですね!
 
  さて、自分自身はどうなんでしょう?どなたかが、お子さまの預け先に困ったとき、学業や進路で迷ったとき、はたしてこの名前、この顔を思い出してくださるのでしょうか?? いや、心もとないです。
 今朝のパンク騒動は、私自身もこの道のプロとして地域の方々から認められるように、精進に精進を重ねていくことを心に期するきっかけとなりました。

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