衰退モードから抜け出せ! 

 最新データによると、男女格差の現状を示すジェンダーギャップ指数で世界146カ国中125位、一人当たりGDPは世界30位、世界大学ランキングにおいては日本一と目される東京大学が39位・当教室に近い名古屋大学が301〜350位など、国際社会での日本は厳しい数値を突きつけられています。
 この国は人口が減少していく一方の局面なのだから、社会・政治・経済・教育あらゆる面で全体的に衰退していくことは不可避なのでしょうか。このまま変革しなければ国自体が消滅する、と警鐘を鳴らす人々も少なくないでしょう。一方で、危機感を共有できず変化を望まない岩盤形成層が、依然として大きな影響力を有しています。でも、大人が希望を抱けず生きている国で、子どもには「未来を信じて今勉強をがんばれ!」と追い立て、若者には「家庭を築き子どもを産み育てよ」などと古い価値観を押し付け叱咤するのは、あまりに無責任な言動だと思います。
もし、本当に衰退モードにあるならば、この国の若者がそこから抜け出す方法は2つでしょう。1つは、この国から物理的に脱すること。海外で通用するスキルとマインドセットと語学力を身につけ飛び出す。もう1つは、V字回復を期して、この国を一新する覚悟を持ち行動すること。いずれもゆでガエル状態(徐々に変化する環境に危機感を抱かず致命的状況に陥ること)ではできませんね。まずは、現状認識から始まる一人ひとりの意識変容から、ですね。

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