試練と成長
学校再開に先駆けて、教室を再開させて早2週間。これまで通り続けるべきこと、これまでとは変えるべきことをいろいろ模索している毎日です。
学習塾とは、学問知識を刷り込む場ではなく学習を通じて知的成長を促す場だと考えていますが、特にエコル・ア・パンセでは、人間的成長も同程度に重視しています。とはいえ、「言うは易く、行うは難し」で、人的成長を順調に促す妙案があるわけではなく、日々の活動で何かに気づいてくれる仕掛けづくりに腐心するのが精一杯だったのが、私の今まででした。
学習塾とは、学問知識を刷り込む場ではなく学習を通じて知的成長を促す場だと考えていますが、特にエコル・ア・パンセでは、人間的成長も同程度に重視しています。とはいえ、「言うは易く、行うは難し」で、人的成長を順調に促す妙案があるわけではなく、日々の活動で何かに気づいてくれる仕掛けづくりに腐心するのが精一杯だったのが、私の今まででした。
ところが、約1ヶ月のブランクを経て、子どもたち一人ひとりが一段階人的成長を遂げてきたことを実感します。「試練こそが人を鍛える」というのが私の信念なのですが、今回の休校・自粛生活で子どもなりに試されるものがあったのは間違いありません。学年に関係なく、学習できる喜びのようなもの、読書への真摯な態度など、言葉ではうまく説明できない雰囲気を感じます。
今回世界中の人に降りかかった新型コロナ禍は、同じウイルスなのに個々人への影響力はまさに千差万別。災禍として嘆き悲しむことを止めて、試練として5年後10年後のために今考えて行動できるか、個々人がその真価が問われているような気がします。