ドミノ倒し遊びに飽きて、ドミノを2個ずつ横に接して並べ上へ積み上げ始めた小学一年生のHくん

隣り合う2本のツインタワーのように高くなってきました。でも、積むこと40個を越えるあたりでグラグラを止められなくなってきました。「先生、横から押さえていて!」とのことで私も2年生のお姉ちゃんも手を添え丁寧に積み重ねていきますが、不安定さはどうにもならずゆらゆら揺れ動くドミノの塔。50段ずつ計100個で終わることにし、「じゃあ手を離すよ」

ガッシャーン。ドミノは10数段を残し、バラバラに。彼がぽつりと「ビルって怖いね。」

「高いビルのマンションに住んでみたい?」と尋ねたら二人とも「絶対、嫌!」ときっぱり。子どもには構造の不自然さが分かるのですね。不自然さを人為で超越できるというのは、人類の叡智か驕りか。。。

能のお稽古に励む、小4のRちゃん

大事な扇を教室にも持って来て、空き時間にいつも一差し舞ってくれます。

「どうして能をやりたくなったの?」「一年生のとき初めて観て、そのとき私が受け継がなくちゃと思ったの。」

天啓に突き動かされる感覚を小学一年生にして抱いたとは、もはや感服するしかありません。