受験・初めての試練だから
センター試験に続き、中学入試が毎週実施される時期です。エコル・ア・パンセの教室でも、受験生たちが第一志望校の合格を目指して日々がんばっています。とはいえ、定員に対する選抜試験ですから、非情のようでも不合格の結果も出るのは当然すぎる事実です。
センター試験で期待するような点数が取れなかった、滑り止めのつもりの学校に受からなかった、、、など受験生が心を痛める事態も起きます。
どうして?何がいけなかったの?自分が賢くないから? どんなに泣いても一旦出された結果が覆ることは稀です。
たいていの子には初めての試練です。こんな辛い思いは経験したことがなくて自分だけ神様に見放されたような気持ちにもなるでしょう。ですが、ここからがその子の真価が問われるときです。歯を食いしばって、心をぽっきり折らないようにじっと耐える。雪の重みでしなった枝が、勢い良く雪をはねのけるように、必ず事態が好転するタイミングが訪れます。そのことを信じられず、心身を凍りつかせたままでいては本当に挫折になってしまいます。ましてや、ご家族が一緒になって悲嘆に暮れてしまったら、、、そこから得られるものは何もありません。
今流した涙は本命の合格をつかむため、お尻に火をつけるために必要な燃料だったと思ってほしいです。人生は入学試験程度でやり直しがきかなくなるほど単純なものではありません。この言葉を改めて受験生みんなに贈ります。
Where there is a will,there is a way.