大学進学が本当のスタートだから

 最近、今年度国公立大学入学試験における各大学からの成績開示がありました。エコル・ア・パンセの卒業生二人の成績は、一人は受験生371人(うち合格者151人)中14位、もう一人は順位こそわかりませんが、合格者最低点371点のところ425点だったという報告でした。どちらも最難関と呼ばれる大学に現役での合格でしたから、もうちょっとギリギリに近いところかと思いきや、余裕の合格でした。

 当教室の指導指針の一つに、「少なくとも上位20%に位置すること」があります。例えば学年が400人であれば、最低でも80位に入ることを第一段階での目標とすることです。そうすることで、自分の意欲はもちろん、教師からの期待度もアップし、ますます良い結果を出せるという良い循環(ピグマリオン効果)が生まれるからです。

 この結果から見て、二人が大学のカリキュラムについていけない心配も少ないでしょうし、受験時代の姿を思い起こしても燃え尽き症候群とは無縁なことは保証できますので(笑)、充実した学生生活を送れることは間違いないと確信します。少子高齢化で希望を抱きにくい日本、超大国政権の迷走ぶりに複雑混迷化する世界情勢、その不透明さは強まるばかりですが、彼らが見聞を広げ、専門を深め、やがては次世代のリーダーとなり社会を牽引してくれる時代が来るのを信じています。これからの4〜6年間はそのための力をしっかり養ってほしいです。

 

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